2016年08月21日

これもサイクロン

以前、写真だけちょっと出した事のあるMGCのウィルソンLE。
今から約30年程前の固定スライド式レースガンで、左利き用にプチ改造した物でした。



左利き用と言うと聞こえは良いが、ただマガジンキャッチボタンを小さくしただけ。
その他の外観上の変更点はMGCのGM5用ラバーグリップを付けている程度。



なので、反対側から見るとラバーグリップが付いた普通のウィルソンLEでしかない。
ちなみに、オリジナルの状態はどんなのかと言うと...



パッケージに写真が載っているのでちょっとボロくなってるけど、出してみた(笑
ついでに言うと、最初から競技用を意識していたのでマガジンは2本付属している。



こんな感じで箱に入ってるが、マガジン2本中1本は装填した状態だったりする(汗
実はこの手のガスガンはマガジンを抜いておいた方が良いのだけど...
一緒に入っている小さいガス缶はシリコンオイル入りのフロンガス缶です。

で、何がサイクロン(流行りのグレネードではない)なのかと言うと、
これに使ってるバレルがMGC純正オプションのサイクロンバレルだったりする。

何それ?って人が殆どだと思うが(汗
タニオ・コバから出てたHOPツイストバレルと同じライフリング入りのバレルです。

まぁ、詳しい説明はマニアの人達に任せて(笑
そのサイクロンバレルとガス放出量を上げるバルブスプリングを組んであります。



そんな30年も前のファインチューンレースガンの初速がこれです。
1マガジン10発撃った中での一番高い初速です。
確かウィルソンは0.4J自主規制のやつなので、バルブスプリングの効果が出てますね。

ウィルソンのマガジンはガス注入バルブが特殊なので外部ソースが使えませんでした。
なので、今回はLayLaxのハイバレットガスをチャージして測定しています。



途中で1回ガスをチャージしただけで100発程を撃つ事が出来ました。
何発か変な所に行ってるのは高過ぎるフロントサイトとガス切れのヘロヘロ玉のせいです。
それでも6mの距離で着弾修正しながら撃ってこれだけ纏まれば立派なものだと思います。

と言う事で、たまには古いガスガンを持ち出して撃ってみるのも面白いものですよね。

まだ黎明期のエアガンシューティング界を支えたレースガンの内の1丁。
その実力の片鱗だけでもお伝えできていれば幸いです。  

Posted by hiro(034S) at 21:52Comments(0)